会計には発生主義と現金主義の2つがあります。発生主義とは、「現金の収入や支出のタイミング」には関係なく、「収入や支出の事実が確定した時点」の日付で計上します。逆に、現金主義とは「現金の収入や支出のタイミング」の日付で帳簿をつけます。
現金主義は購入した1月1日は関係なく、お金が動いた2月5日の時点で帳簿をつけます。
発生日 | 借方科目 | 貸方科目 | ||
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2019/2/15 | 消耗品費 | 129 | 口座 | 129 |
他方、発生主義は1月1日の時点で「購入した」と言う取引が発生したので、「未払金」勘定で帳簿をつけます。
発生日 | 借方科目 | 貸方科目 | ||
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2019/1/1 | 消耗品費 | 129 | 未払金 | 129 |
そして口座から引き落とされた2月5日の時点で次のように帳簿をつけます。1月1日の未払金が相殺されます。
発生日 | 借方科目 | 貸方科目 | ||
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2019/2/15 | 未払金 | 1296 | 口座 | 1296 |
このように借方と貸方を用いて帳簿をつける方式は「複式簿記」と言います。
逆にシンプルに帳簿をつける「単式簿記」もあります。
発生日 | 勘定科目 | 金額 |
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2019/2/15 | 消耗品費 | 1296 |