【現在の私】
2021年12月、自宅からアパートに引っ越して、ガラリとネット環境が変わりました。
光回線はソフトバンク光からauひかりへ、VPNなどを利用していたAsusルーターを廃棄し、アパートで新たにUbuntuでWireguradサーバーを構築し、外から作業時、Wireguard通信上でやり取りしています。(SSH、Sambaやリモートデスクトップなど)。 現在の私のネット環境

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仕事やら何やらで忙しく、ホームページ更新がなかなかできず、悪しからずご了承下さい。。

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[ 青色申告 ] [ 勘定科目 ]

青色申告編

| 税金と帳簿 | 現金主義と発生主義、複式簿記 | 実現主義 | 現金主義(例外) | 按分 | 翌年1月1日の決算処理 |


本ページの趣旨 もうすぐ確定申告の時期ですね。私はFreeeで電子申告で提出し、Freeeで年度締めしたので、翌年の31年度に切り替わりました。で、Freeeの仕訳帳を見ると、「おや?」と気が付いたと思います。そうです!年度締めした後、Freeeが1/1だけの決算を勝手にやってくれるのです!

▼翌年1月1日の決算処理

(※)下記の数字は分かりやすく理解できるようにしました。

翌年1月1日の決算処理
借方科目 貸方科目
事業主借
損益
元入金
1,000,000円
1,500,000円
1,200,000円
元入金
元入金
事業主貸
1,000,000円
1,500,000円
1,200,000円

こういう所が素人でも青色申告できるってのがミソですね。しかし、勝手にやってくれるからとこのままにしておくよりは、この仕組みを理解する事で簿記を一歩ずつ身につけた方が後々、楽になります。この数字はどこから来ているのか?それは青色申告であれば、前年に確定申告した書類の中に貸借対照表があったと思います。その下にある所から持って来ているのが分かります。

青色申告決算書

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結果から言うと、下記の計算式で当期元入金を算出する事になります。


当期元入金 = 前期元入金 + 事業主借 - 事業主貸 + 青色申告特別控除前所得金額


つまり、前年の事業主借と事業主貸、青色申告特別控除前所得金額から1/1のみ当期元入金に繰り入れ、12/31まで変わらないのです。

(※)Freeeの損益勘定は「青色申告特別控除前所得金額」です。

Freeeの総勘定元帳を見ると、こうなっているはずです。

Freeeの総勘定元帳
月日相手勘定科目摘要借方金額貸方金額残高
1/1前期繰越   500,000
1/1
決算
諸口 1,200,000 -700,000
1/1
決算
諸口  1,000,000300,000
1/1
決算
諸口  1,500,0001,800,000

もし、青色申告特別控除前所得金額が赤字だった場合はどうなるのでしょう?簡単にこの黒字を赤字(-1,500,000円)に変えましょう、仕訳帳はこうなります。

仕訳帳
借方科目 貸方科目
事業主借
元入金
元入金
1,000,000円
1,500,000円
1,200,000円
元入金
損益
事業主貸
1,000,000円
1,500,000円
1,200,000円

損益と元入金を反対に入れ替えます。総勘定元帳は下記になります。

総勘定元帳
月日相手勘定科目摘要借方金額貸方金額残高
1/1前期繰越   500,000
1/1
決算
諸口 1,200,000 -700,000
1/1
決算
諸口  1,000,000300,000
1/1
決算
諸口 1,500,000 -1,200,000

「元入金がマイナス」は事業の状況が悪化、プライベートで使いすぎと言われそうですがw

以上から毎年度ごとに元入金は変化するって事を覚えておきましょう。

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